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洗車機はエンジンをかけたままか停止すべきか正しい方法を解説

洗車

洗車について、手洗いの方法では丁寧にすることはできても時間がかかるのが現実です。

そのため、忙しい人は洗車機で洗車する機会が多いことでしょう。

ただ、その際エンジンをかけたままでも問題ないのか、またエンジンを停止するのがルールなのか疑問に思われるかもしれません。

そこで、洗車機を利用する際にエンジンをかけたままでも良いのか、停止すべきかについて解説します。

洗車機はエンジンをかけたまま使えないのが基本

まず、基本としては、車のエンジンを切ることが洗車機を利用する前提です。

洗車機を利用する際、利用上の注意点として看板などが掲げられていることが多いですが、エンジン停止という記載がしていることがほとんどです。

エンジンを切る理由とは

エンジンを切る主な理由として、誤動作防止があります。

車が停止中に誤動作により動いてしまい、それで事故になったケースがあるので、安全のためエンジンを切ることを推奨しているのです。

また、現行の車にはオートワイパー機能が備わっているものがあり、この場合洗車機に反応して、ワイパーが洗車機に挟まって破損するリスクもあります。

ちなみに、古い車によくあるオート伸縮アンテナですが、こちらはエンジンを切って収納しないと故障するリスクが高いでしょう。

さらに、パワーウィンドウが開いて中に水が入ること、エンジン内部に水が入りやすくなり故障するなども理由として考えられるでしょう。

実際はエンジンをつけっぱなしにする人が多い

現実は、洗車機作動中にエンジンをつけっぱなしにする人が多いのも現状です。

確かに、基本的には誤動作に気をつければよい話なので、それさえ大丈夫ならば問題はないかもれません。

そして、仮にアクセルを間違って踏んでしまっても、現行の洗車機は安全装置で止まるようになっている仕様の洗車機がほとんどです。

車を傷つけないように、車の突起物を避けて動作するよう設計されている洗車機もあります。

しかし、洗車機を利用する際に、上述の通り「エンジンを停止してください」というアナウンスが流れることもあります。

これは、万が一の事故のリスクがあるということで、事前に知らせているということです。

また、エンジンをかけたままが原因による事故などが起きた場合は、保証など受けられないことも考えられます。

特に折り畳みミラーや伸縮アンテナなどの破損が多いので、エンジンを切って収納や停止した方が無難と言えば無難ではあるでしょう。

よって、基本はエンジンを停止して利用するのがおすすめです。

夏場は暑い!対策方法はある?

エンジンを切れとは言っても、冬場はまだマシです。

しかし、カーエアコンがないと暑すぎる夏場はどうしたらよいのでしょうか?

確実なのは、外で待機することです。

洗車機が備わっているガソリンスタンドなどでは休憩スペースが準備されていることが多いので、待機はそんなに困らないと思われます。

ただ、ドライブスルー洗車機の場合、乗ったまま洗車をするケースが多いです。

このような場合は、車から降りるのは厳しいかもしれませんので、少し我慢する流れとなるので、我慢するのが苦痛なら車を停止して外で待機できるような洗車機を利用するといいでしょう。

 

 

日差しの強い時期の洗車は避けた方が良い

そもそも、洗車自体の前提として、夏など日差しが強いときの洗車は避けた方が無難です。

理由としては、暑いと洗車した後すぐに乾いてしまい、ボディ表面にシミができやすいからです。

所謂「水垢」「イオンデポジット」と呼ばれているシミができてしまっては、元も子もないかもれません。

また、エンジンがかかってボンネット周辺に熱がある場合もそのリスクが考えられます。

これらが重なると洗い流しづらい白い斑点やしみが残りやすくなり、ボディ表面に微細なダメージが蓄積する原因にもなるのです。

そのため、強い日差しを避けて洗車することで、汚れの再付着や塗装面への負担を抑え、きれいな仕上がりを保ちやすくさせることができます。

 

 

どうしてもエンジンをかけたままにしたい場合

上記のように夏場に洗車機を利用する場合、エンジンを切りたくないと思う人もいるでしょう。

そこでおすすめは出来ませんが、以下のポイントに注意することで安全かつスムーズに洗車機を利用できる可能性があります。

オートワイパーをOFFにしておく

最近の車にはオートワイパーが搭載されていることが多く、フロントガラスに水滴を検知すると自動でワイパーが動くようになっています。

洗車機内では大量の水がかかるため、オートワイパーが作動し続けてワイパーを傷めたり、洗車機との接触で車体にダメージが及んだりするリスクがあります。

洗車を始める前にオートワイパーの設定をOFFにして、手動操作に切り替えておくようにしましょう。

パーキングに入れサイドブレーキをかける

エンジンをかけていると、洗車機の振動やちょっとした操作ミスで車が動いてしまうおそれがあります。

万が一車が動いてしまうと、洗車機のブラシやノズルと車体が予期せぬ位置で接触し、キズや故障の原因になるかもしれません。

洗車を始める前に、必ずシフトレバーをパーキングに入れて、サイドブレーキをしっかりかけておきましょう。

音楽をかけない

洗車機が異常を検知すると、非常停止のアナウンスやブザーが流れることがあります。

その際に車内で大音量の音楽をかけていると、アナウンスや警告音に気づかず対応が遅れてしまう可能性があります。

洗車機を利用する数分間だけは音楽やラジオのボリュームを落とす、またはオフにしておくことをおすすめします。

エンジンをかけたまま洗車機を利用する場合は、通常よりも細心の注意を払って操作する必要があります。

安全を最優先に、今回ご紹介したポイントを守りながら洗車を行ってみてください。

再確認!洗車機を正しく利用する流れ

次に、普通の洗車機を利用する流れを順番に見てみましょう。基本的に難しい操作などは必要ありません。

1.指定された停止位置に車を停止する

ラインなど引いているので分かりやすい、またランプなどで知らせてくれることが多い)

まず、指定された位置に移動して停車しましょう。

ラインや停止ランプなどで分かりやすく表示されているので、車の免許を取得している以上、移動に何も問題ないはずです。

2.窓などが全て閉まっているか確認する

次に、窓が全て閉まっていることを確認します。開いているともちろん車内に水が入ってしまうでしょう。

また、できればドアミラーなど洗車機に干渉するものがないか、オートワイパーなど自動作動装置がないかも確認しておくと安心です。

3.エンジンを切り、洗車コースを選ぶ

そしてエンジンを切って、洗車コースを選びます。洗車機により異なりますが、タッチパネル形式やボタン形式の精算機タイプのものが多いようです。

4.洗車が終わるまで待ち終わったら車を移動する

車内に乗ったままにせよ、外で待機するにせよ、洗車が終わったら車を移動します。放置したままにならないように洗車時間は確認しておきたいですね。

5.最後にクロスで拭き上げる

最後にクロスで拭き上げます。洗車機の中には、乾燥機能としてエアーで水滴を吹き飛ばすものもあります。

しかし、トイレのエアータオル同様完全に乾かせるわけではないので、拭く作業を忘れないようにしたいところです。

これを忘れると、前述のように水滴の跡がシミになったりして目立ちます。

ちなみに、クロスはカー用品店で売っている洗車用のものがおすすめです。

ガソリンスタンドでよくあるドライブスルー洗車とは?

前述で少し解説しましたが、ガソリンスタンドによくある「ドライブスルー洗車」とは何なのでしょうか?

これは車に乗ったまま洗車して、洗車が終わってそのまま出ていくタイプに設計されている洗車機です。原則車から降りずに洗車するのが特長です。

ただ、洗車機の洗車作業中、何分かは停車する必要があるので、洗車中にさっと通り抜けれるわけではありません。

必要な時間は何分ぐらい?

ドライブスルー洗車機は短時間で終わります。コースにもよりますが、洗車自体長くても約5分~7分程度です。

拭き取り時間を考慮しても全体で10分程で終了するでしょう。

特にドライブスルー洗車機は、普通の洗車機のようにバックして出る必要がないため、移動の時間も短縮できるでしょう。

時間がない人には、タイパがよい洗車機だと言えます。

値段はどのくらいかかる?

洗車機の種類によって異なりますが、意外と安い場合もあります。

単なる水洗いシャンプーコースだと約100~300円、ワックス付きで約500~600円、コート付が約700~1500がおおよその目安となります。

コート付は様々な種類があるので、お店によっては2000円以上になることもあるので、一概に安いとは言い切れませんが、ディーラー洗車などに比べると安いでしょう。

 

 

また、下部洗浄などオプションを加えると、その分値段は上がります。

デメリット:洗い残しが結構ある

ただ、洗車機の宿命とでも言うべきか、洗車機のブラシでは細かいところまで洗えず、洗い残しがあることが多いです。

洗車機は車の形状に合わせてブラシやノズルが動くよう設計されていますが、すべてのパーツに均等にアプローチできるわけではありません。

特にスポイラーやドアミラー、ルーフレール付近など、凹凸が多い箇所は洗車機のブラシや高圧水流が届きにくいため、汚れが残りやすくなります。

たとえば、ドアミラーの下部、ボディ中央や下部などがあげられます。

そのため、徹底的丁寧に車をきれいに洗車したい場合は、休日など時間をとって手洗いをした方がよいとも言えるでしょう。

他にも、短時間で済む簡易的なコースだと洗浄工程が少ないため、頑固な汚れが取り切れずに残ってしまう場合があります。

このように、洗車機は忙しいときや手軽に車をきれいにしたいときに便利ですが、どうしても洗い残しが出やすい側面があります。

もし洗車機を利用する際は、事前の予洗いやコースの選択、洗車後の拭き上げなど、ちょっとした工夫で仕上がりを格段に改善できます。

大切な愛車をより美しく保つために、洗車機の便利さと手洗いのこまめなメンテナンスをうまく使い分けてみてください。

洗車機はエンジンをかけたままか停止すべきかまとめ

忙しいときは洗車機が便利ですが、基本はエンジンを停止して利用すべきです。

安全面や誤作動、オートワイパーや伸縮アンテナの破損リスクを防ぐためでもあります。

一方、夏場の暑さ対策などでエンジンをかけたまま洗車機を使う人もおり、その際は必ず車が動かないようにするなど、細心の注意が必要です。

また、洗車機は短時間で済む利点がある反面、車の形状によって細部に洗い残しが生じやすいので、拭き上げや予洗いを徹底すると仕上がりが向上します。

さらに日差しの強い時期には、急激な乾燥が原因でシミや水垢がつきやすく、ボディにダメージが蓄積する恐れもあります。

そのため、できれば日差しを避ける時間帯や場所を選び、洗車機と手洗いを適宜使い分けて、大切な愛車をきれいに保ちましょう。

こうしたポイントを押さえれば、洗車機の利便性を活かしつつ、より安心して洗車を行えます。

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